ゆるいイラストとゆるい文で、日々思うことを綴るざわわです。
今、私は津和野町で「芸術士®」というお仕事をしています。
あ、®は商標登録されているよ、という意味でついてます。つまり、今、私は津和野町教育委員会に雇用されて芸術士として働いているけれど、個人的に芸術士とは名乗れないってわけですな。
今日は芸術士のお仕事について、書いていこうと思います。
芸術士って何?
芸術士という名前だけ聞くと、「芸術家」の別の言い方な気がしてくるけれど、芸術士のお仕事は自分が芸術をすることではないんだとさ。
子どもたちと芸術活動をしながら、子どもの感性を育てていく仕事です。
平成21年から香川県の高松市が、レッジョエミリアの幼児教育を参考にして、市内の公私立の保育所や幼稚園、こども園に芸術の専門家を派遣しだしたのがはじまり。
私がいるのは島根県の津和野町というところなんだけど、その取り組みをモデルに平成28年からこの事業をしているんだって。
そうそう、津和野町は保育園だけでなく、小学校にも派遣されてます。
具体的には何するの?
子どもたちと芸術活動って具体的には何をするのか?、って話ですよね。
まぁ、色々です。
大量の段ボールや空き箱、紙コップなんかで遊んだり、魔法のステッキを作って魔法使いに返信したり、大きな紙の上で絵具遊びをしたり…。
美術系限定といういわけではないのですが、私が芸術士になってからした芸術活動は美術系ばかりですね。
身体表現や音楽をしてもいいみたい。
芸術士になる方法
アートと教育に関するお仕事をしたいって人は一定数いると思うんですよね。
でも、この芸術士って仕事、知名度がほぼゼロ。
私も、仕事を見つけるまで、まったく聞いたことのない職業でした。
では、どうやって私はこの仕事を見つけたのか。
それは・・・
「地域おこし協力隊」のサイトからでした。
地域おこし協力隊のお仕事って、けっこう教育関連が多いのですよね。
私はなんとなく子どもにかかわるお仕事ないかな~と、「教育」というキーワードで、仕事を探していたため、偶然、芸術士のお仕事を見つけることができました。
まぁ、この記事を読んでいる人は、「津和野町 芸術士」「高松市 芸術士」なんてキーワードで調べれば、求人をダイレクトに見つけることができると思います。
ちなみに、教員免許や学芸員といった資格はいりません。
あ、津和野町の場合、運転免許が必要でしたよ。町内の学校へ行くのに、材料を積んで車でまわるのです。私は免許を持っていなかったので、応募前に合宿免許で慌てて取得。
芸術×教育の可能性を探りたい
この仕事に就く前から、私は教育は芸術的であるべきだと思ってきました。
芸術をするとき、人は心や体をきらきらと輝かせるんですよね。
そして、学びもこれと同じだと私は考えています。
あぁ、学んだ!という瞬間、人はきらきらと輝いていると思うのです。
でもね、現代の学びは、きらきらしてなくても、それも学びだということになってしまっている気がします。
例えば、歴史の年号を覚えたり、動詞の活用を覚えたり…もちろん、楽しみながら覚えていれば問題ないんだと思うのですが、「嫌だ嫌だ」と思いつつも、勉強だからしなければならない、といった調子で覚えている人が多いのでは?
それは本当の学びじゃない、って私は考えています。
人がきらきらと目を輝かせて、生き生きしながら、学ぶにはどうしたら良いのだろう?
その答えは芸術にあると私は思ってます。
だって、芸術をしているとき、人は心や体を輝かせているから。
私は、芸術と教育の関係性や在り方を探っていきたいなぁと思いながら、芸術士のお仕事をしています。
津和野町芸術士関連のリンク
津和野町芸術士関連のリンクをはっておきます。
津和野町役場のHP
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